「お前も加藤に、こんくらいの要求してみろよ。

あいつの給料じゃ無理だろうけど。」


むっ。


「そんなこと言わないで。

あの子も頑張ってるじゃない!」


そりゃぁ、春樹まではいかないけど

絶対に会社の役には立てている。


「そもそも、あいつとお前とじゃ年が離れてるだろ?」



「うるさいなー。歳の差なんて関係ないし。」


たしかに、7歳も離れてて

隣歩くの少しつらかったけどさ。


25歳の若者と、32歳のおばさんが。



はぁー。


「そんな落ち込むなって。」


「春樹がいったんでしょーが!」


「はいはぃ。ほらカンパーイ。」