えっ、ちょっっ、どうしよ。
焦った先生は結衣を抱きしめた。


「もう泣け。我慢しないで泣け。」


先生のその言葉が結衣はうれしかった。


先生は結衣が泣いてる間ずっと抱きしめてくれてた。

結衣「うっっ、ひっく」

先生「大丈夫か?」

結衣「…うん、ありがとう」
結衣は安心した。月島先生じゃなかったら変に敬語使わなきゃいけないし。


その後は完全下校時効が過ぎてたから車で送ってもらった。

結衣母「すいません。送ってもらっちゃって。結衣が何かやらかしましたか?」

先生「いいえ、とんでもない。僕が校外学習のしおりを作るのを手伝ってくれたんです。遅くなってしまって申し訳ありません。」


えっ、そんな、先生ありがとう。そこまで気を使ってくれるなんて。