『いいなぁ〜、紫乃先生〜
柳瀬くんと毎日会えてぇ〜』

「もうすぐ、みんなにも会えるわよ」

『でもさぁ〜
紫乃先生も柳瀬くんのこと好きなっちゃうんじゃない?

そんだけイケメンと毎日いたら〜』

「それはないわよ
私は生徒には手を出しません」

『ホントかな〜?

あっ、もしくは…
柳瀬くんが紫乃先生のこと好きになっちゃったりして!!

先生、奪わないでよぉ〜』

「安心してください
柳瀬くんも私なんか相手にしません」


柳瀬くんは、まだ…
裏切った先生のこと忘れられないはずだから…


『約束だよぉ、紫乃先生〜
柳瀬くんを取らないでね〜?』

「はいはい、約束です」


大丈夫
私は、教師

生徒に手を出すことなんてあり得ない


そして私は放課後
柳瀬くんの家に向かった

最近は毎日のように柳瀬くんの家に行き
柳瀬くんに勉強を教えている