「はぁ〜い。……どちら様でしょうか?」
僕の家から出てきたのは…
三十代後半くらいの女の人だった
カーラさんを見て、少し怯えている感じだった
だ、だれ…っ!?
「あれ?すみません…
ここって、入野さんの家では…?」
カーラさんは、さっきまでの怖い感じが嘘のように…
今は、爽やかな笑みを浮かべて
全く不良らしくなかった
あ、あんたも誰だ…!?
僕はカーラさんの態度にも驚き固まっていた
「……っ…////
あっ…確か、私の前の住人だったような気がします…////」
女の人はカーラさんを見て
頬を赤く染め、カーラさんを遠慮気味に見ていた
カーラさんって、不良の感じをなくせば
怖い人から、ただのイケメンに変わるほどカッコイイ顔をしている
だから、女の人は頬を赤く染めた
ま、前の住人…?
どういうこと…?
カーラさんは、混乱している僕をチラッと見ると、また女の人に爽やかな笑みを浮かべて聞いた