「……ここは、お前がいた時代じゃない
お前がいた時代から20年後の世界なんだよ」
「……えっ…?
に、20年後…?」
な、何を言っているんだ…?
20年後…?
そ、そんなバカなぁ〜
「チッ。分かってねぇようだな
仕方ねぇ、てめぇの家行くぞ
おい、案内しろ」
「えっ…!?藍に会えるんじゃなかったんですか!?」
「いいから、さっさとしろ。クズ」
「……は、はい…」
カーラさん…怖すぎだよぉ…
絶対、目で人を殺せるよぉ…
怖いよぉ…
藍に会いたい…
僕は渋々、カーラさんを家に案内した
カーラさんは僕の後ろを大人しくついてきていたが…
黒いオーラが後ろから伝わってきた
カーラさんは、絶対に僕を睨んでいる
「あ、あの…着きました…」
「おう」
僕は自分が住んでいたマンションに着くと後ろを歩いていたカーラさんに言った
カーラさんは、機嫌を直したのか
睨んではこなかった