陽 「柊」

柊 「何?」

陽 「無理してただろ」

柊 「…やっぱり気付いた?」

陽 「当たり前だろ。
   柊は俺の怪我に気付いただろ?
   それと一緒なんだよ」

柊 「ごめん。
   悠達には元気なとこ見せたくて」

陽 「頼むから、無理だけはすんな」

柊 「うん…ありがとね」

陽 「…もうすぐ4時だ。行くぞ」

柊 「うん。足大丈夫?」

陽 「多分な」

柊 「診てもらったら?」

陽 「そうだな…着いたぞ」

柊 「ん…」

陽 「大丈夫。俺がいる」

柊 「凜さん、柳さん、柊です」

凜 「柊ちゃん!入って!」

柊 「失礼します」

凜 「陽!あんた何してんの!?
   早く外科行って来なさいよ!?」

陽 「何で」

凜 「足!捻挫じゃすまなくなるよ!」

陽 「え…だって柊…」

柊 「陽、大丈夫だから行って」

陽 「…わかった。終わったら部屋行く」

柊 「ん」

 ガラッ

凜 「相変わらずラブラブねー…ね、柳」

柳 「そうねー…うらやましいわ」

柊 「あはは…」