午後の授業は睡魔との戦いだった



よりによって数学…







私は意識を手放した────







「…… ……央 真央!!」





「にゃへ?」







「にゃへ?じゃないわよ!いつまで寝てんの」








時間をみると4時







「うぇぇぇぇえ!!」









掃除もサボちゃったし……







「はぁぁ、神山君が探してたわよ
    校門の前で待ってるってさ」









「菜穂ごめん!ありがとう」






「いいのよ、早く行かないとお仕置きあるんでしょ?」










「ななななんで知ってんのよ!」








「え?女の勘よ」








「もぉー、菜穂のバカー!」







「はいはい、じゃーね」







菜穂は微笑んで真央を見送った