翌朝、バスに乗って富山空港へ向かう 




煉の周りには女子が、ギャーギャー騒いでいる




正直うっとうしい





「…なんで神山君のほっぺに湿布貼ってあるの?」





「実はね…」






真央は菜穂に昨日のことを話した






「それ、絶対に真央のことが気になってると思うよ」







「は?」







いやいや、絶対それはない




だってあんな毒ばっかりはいて、私のことコケにして…







「鈍感すぎるわね」


「?」


三泊四日の修学旅行が始まる