「え…なんで横川、笑っ………」


__ギュッ……


……あれ?俺、今何やってんだろう。


……教室の窓から、不意になびいた風。


相変わらず消えない、あの女の香水の香り。


その匂いが嫌で、消してほしくて……


そう思った直後………俺はいつの間にか
林崎を胸に引き寄せ、抱き締めていたんだ。