「…す、すみません、遅れました!」


……そこには、息を切らしている林崎がいた。


そんな林崎を見て
どこかホッとしている自分がいる。


「あら林崎さん、おはよう。
今なら出席にしてあげるから、席着いてね!」


「わ、ありがとうございます!」


『…絵里先生ほんと天使!エンジェル!!』


と、心の声が駄々漏れ状態の林崎を見て
俺は思わず苦笑い。


そして林崎は、俺の前の席に座った。