「ッ…大丈夫?」


あたしは、すぐ公園に入り
男の子の元へ駆け寄った。


「ッ…痛いよっ……」


と、男の子は泣きながら
あたしの腕をぎゅっと掴む。


「もう大丈夫だから…」


そう言って、あたしは男の子を守るように
ヤンキーたちの方を見た。


「…いい歳して、恥ずかしくないの?」


「クスッ…なんや、ねぇちゃん。
痛い目にあいたいんか?」


と、赤髪の男がニヤリと笑う。


そして、ジャリッ…と
徐々に近づいて来るヤンキー。