走るたびに、声が大きくなっていくから
あたしは確信した。


そして辿り着いた先は…小さな公園。


そこには、小学校低学年くらいの
小さな男の子が泣いていた。


男の子の目の前には、
カラフルな髪をした3人組の男がいる。


……いわゆるヤンキー…だ。


「うっさいな、おまえ!
ええ加減にせえよ!?」


そう言って、1人のヤンキーが
男の子を地面に突き飛ばした。