たとえば呼吸するみたいにのレビュー一覧
平均評価星数
5.0
5.0
2016/08/08 18:02
投稿者:
花菱ありす
さん
たとえば呼吸するみたいに
小さい頃から一緒にいて、大好きになるのは当たり前だった。
呼吸するのと同じように、自然なことだった。
でも、ほんの少しだけ君の〝好き〟とは段差があった。
両片想い、もどかしくていい!
お話を読み始めてまずそう思いました。
でも物語の終盤でようやく、ヒメとれいの〝好き〟に段差……意味の違いがあることに気付き心臓が握り締められる感覚を覚えました。
そばにいたい、離れたくない〝好き〟
彼女になってほしい、自分のお姫様になってほしい〝好き〟
〝好き〟の意味をひとつにしたくて頑張ったヒメちゃんを抱きしめたい。
幼なじみになるために頑張るれいくんの背中を押してあげたい。
ふたりに幸せが訪れますように。
思わぬどんでん返しが待ち受ける、幼なじみふたりの素敵なお話です。
ぜひご一読ください。
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2015/12/05 10:57
投稿者:
洋梨
さん
最後までわからないものです。
ずっと一緒だった幼なじみ、玲のことが好きなヒメ。
両思いなはずなのに、気持ちは上手く交差せず、切なくもどかしい、そんな王道物語___なんて、読んでいた誰もが思ったはず。
そうです、私もそう思いました。
王道物語だけど、さすがひいちゃん。感情が鮮明に描かれていて、なんて切ないんだろう…。
そう思っていた矢先、2人の気持ちの違いに最後、ああ、そういうことだったのか__と!!
驚きと、切なさと、なんと言ったらいいのかわかりませんが、こんなお話を書ける人は他にはいないでしょう。
本当に読んでよかった。
「たとえば呼吸するみたいに」、私がこの作品に出会い、すごい!と思えるのも、きっと当たり前のことなのかもしれません。
ぜひ一読を!
最後にひいちゃん。素敵なお話をありがとう!
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