「早飛、遅ぇよ。何してたんだよ?」


俺が遅れて神社に着くと、不機嫌そうにそう言って近づいてきた陽太。


普段なら突っ掛かって取っ組み合いになってるところ。


でも今日の俺にそんな余裕も力もなく、


「悪ぃな。」


そう言って作り笑いすることしかできなかった。