「はぁ。」


思わずため息が漏れた。


俺、何やってんだろ?


ダサッ…


こんなことしてるって知ったらみんなドン引きだな…


もう一度ため息をつくと、今度はベッドに倒れ込んだ。


何でだろう…?


何で俺って、瀬川のことになるとこんなに余裕なくなるんだろう…?


考えてみれば、明日の初詣、待ち合わせ夜じゃん。


今からはりきってどうすんだよ?


………。


でも……


何か落ち着かない。


待ってらんねぇよ、明日なんて。


今すぐにでも会いたい…


「はぁ…」


俺はヘタレ彼氏かよ…?


あ、俺、瀬川の彼氏じゃねぇか…


じゃあ、ヘタレ彼氏以下じゃん。


自分のキモチも伝えられないんだもんなぁ…


本当、ダセーの…


天井を見つめながら、ため息ばかりが何度も零れた。