「よっ、早飛!!」


「よ…もうみんな来てんの?」


「いや、女子がまだ。」


「…そっか……」


柄にもなくワクワクしてる格好悪い自分を見られたくなくて、わざわざギリギリに来たのに…


何で来てねぇの?


部屋に上がると、男子連中はすでに集まっていて、何やらガヤガヤうるさかった。


他の連中が盛り上がってる横で、俺は一人窓の外を見てた。


そこからやってくるであろうキミの姿をひたすら探した。


一分がすごく長く感じた。


時間が経てば経つ程、来てくれないかもと不安になって。


何度も何度もため息をついた。