少し探してみたけど今井クンは見つからなくて、一旦みんなのところに帰ろうかと元来た道を歩き出した。
角を曲がったら二人の男が立っていて、ちょっと変だなって思って足を早めた。
「あっ、ねぇねぇ、キミって高校生だよね?今一人?暇なら俺らと遊ばない?」
二人の横をちょうど通りすぎようといた瞬間、軽い口調で話し掛けてきた。
「えっ…あの……わ、私、ちょっと人探してて……それで、あの……」
「じゃあ、一緒に探してやるからそのついでに遊ぼうよ。」
そう言うと強引に手を掴んできた。
「でも私、頼まれごとされてて。」
「だからそんなん後回しでいいじゃん。」
「でも……」
どうしよう……
この人たち、怖い…