誰でもいい。


彼女なんていらないし、面倒くさい。


そう思ってたんだ。


でも…あの日から…


キミを好きになったあの日から、俺は遊びまわるのをやめた。


体が先に動くってよく言うけれど。


キミを好きになってからは、頭でも体でもなく、心が先に言うんだ。


“キミがいい”


心が先に拒むんだ。


“キミじゃなきゃイヤ”


心が先に望むんだ。


“キミに触れたい”


バクバクうるさい心臓は、今目の前にいるキミに、好きしか言わないんだ。


窓の外にいるアイツに、ものすごく嫉妬するんだ。