体を向き直し、また一人考えていた。



早飛、喜ぶだろうなぁ。


アイツらどんな顔して戻ってくんだろう…


嬉しそうに笑って?


それとも照れて真っ赤かな?


まぁ、どっちでもいいや。


そん時は笑って迎えてやろう。


いつも通りからかって。


早飛に怒られてやろう。


最後まで友達思いの俺でいよう。


祝福してやればキミは笑ってくれるだろう?


俺に笑顔を向けてくれるだろう?


その方が俺は嬉しいはずだから。


その後のことなんて、今考えてもしょうがないもんな。


そう言い聞かせながら、今朝貰ったクッキーを一つ口に放り込んだ。