「瀬川。」


「あ、じゃあね。」


前の方から聞こえてくる会話に思わずビクッと反応する。


塚田?


あぁ、そうか…


やっぱり二人は付き合ってるんだな…


じゃなきゃ一緒に帰ったりしねぇもんな。


気にしないって思っていても、やっぱり気になってしまう。


もう諦めようって決めてもなかなか諦めがつかない。


そんな自分がイヤになって、どんどん落ち込んでいく。