「ハハッ//瀬川、顔真っ赤〜。バレバレだよ。」


「そ、そんな笑わなくても……」


恥ずかしくなって、私は俯いて顔を隠した。


「ねぇ、どうすんの?」


「えっ?何が?」


意味がわからず首を傾げて聞き返すと、高野クンは目を逸らしながら早口に言った。


「だ、だから、俺にバレンタインくれる?」


「あ、そっか。」


「で、どうすんの?」


逸らしていた目をもう一度合わせると、さっき聞いてきたときと同じようにニヤッと笑いながら聞いてきた。


「ほ、本当に教えてくれる?」


頬が熱くなるのを感じながらそう聞き返すと、高野クンはニコッと笑って頷いた。