いつも通り早めに着いて診察の時間まで後少しってぐらいからまた激痛…………



耐えていると



『〇〇さんお入りください』



看護婦さんに言われ何とか入り椅子に座ったら



『とうした?痛む?』



「……………はい」



『じゃもう少し我慢してね。診察してみましょう。』





『………………あらら。終わります。元いた椅子に座ってね』






『結果から言うと妊娠してるよ。……たぶん点鼻をうまく吸うことが出来なかったんだね。


今少し出血もしてる。ただ赤ちゃんがいる所が筋腫の近くで………どうする?』





まだ、結婚をしてないのを知っている先生からの言葉でした…







「…子供に薬の影響はありますか?」



『…………はっきい言って無いとも言えないし、流産も覚悟しなければいけないよ』





「解りました。産む方向でお願いします」





『じゃ今日から入院してもらうから。気休めかもしれないけど注射してみましょう。あとーーーー』







そんなやりとりの中仕事中の主人にも連絡が入ってました。




夕方主人に連絡してみようとしたら



『大丈夫か?』



いきなり現れビックリ!



「今連絡しようとしてたよ。

まだ少し痛いよ。それに出血も増えてきたかも…」

『…そっか。何してもダメなときもあるし、なるようにしかならない。けど俺達の子を信じよう』






彼なりの励ましでした。




でも








願いはむなしく明け方近く激痛で目が覚め大量出血も……





その日たまたま夜勤でいた先生から


『ドイツ語記入で解らん!



早く掻き出すぞ!』






「え?!……………」





そのまま処置室に、運ばれ




「え?何がおきてるの?………



いっ!!……………………………いた~い!辞めて!!……」

『うるさい!早く麻酔』






ーーーーーー気がついたらベッドの上でした…




それから二時間ぐらいして主人が来てくれ


『病院から連絡来たけどどうした?』


「私も何がおきたからわからないの………ごめんね」

それからすぐに診察され





「…あの先生?昨夜の先生は誰?何であんなに痛かったの?」




『昨夜は本当に残念でした。あの医師は非常勤で………


痛みは………麻酔なしに子宮口を開けたためだと思われます。本当に申し訳ありませんでした。』




「………そうですか…痛みは納得しましたがまだ何も説明されてませんが…」



『え?!………そうですか…お子さんは残念ながら流産されてその処置をしました…』






『それから今後なんですがーーーーーー』





丁寧に答えてくれその後の診察など説明をしてくれたのは始めて会う院長先生でした。


それから会計をして帰宅




途中運転しながら主人が



『今回は流れちゃったけど…正解だったな』



なんて悲しい事を言ってきた事を今でも忘れられず………

喧嘩など、したときに持ち出したりしてます(笑)