「すきです」 小学6年生の冬。 君は、覚えているだろうか。 わたしは、冬の景色を見ながら思い出す。 「ねぇ。だいすきだったんだよ」 白く曇った 車の窓に そう書いて 消した。 甘酸っぱいかった初恋と 忘れられない君の笑顔。