「そ、そぉだけど…?」

「はぁ〜っ、いいなぁ〜…。あたしも早く彼氏ほしいよ。」

ため息まじりにソフトクリームを食べる愛衣。

「別れたばっかじゃないの?早くない?」

「幸せ者の美羽には言われたくないしー。」

そう言って愛衣は、頬杖をつきながらぷーっと拗ねたのだった。

「ごめんね、愛衣。」


「えー?そう思うなら誰か紹介して〜(笑)?」

写メを送ったりしなければ良かったと、少しの後悔からの発言だったけど、愛衣はケロっとしていた。

「あ、私も〜。」

『ゆうちゃん……⁈』

一斉に発して、ハモった3人の声。

苦笑いしながら愛衣に便乗してきたゆうちゃんに、あたし達は驚きを隠せずにいた。

「ゆうちゃんってそんなキャラだったの〜?どっちが先に彼氏ができるか競争でもする?」

「いや、そーゆうのは…。」

愛衣の提案に、手を左右に振って断るゆうちゃん。