あたしは美羽と愛衣、ゆうちゃんの4人で浜辺にしゃがみ込み、熊手をガリガリと動かした。
「それにしても、獲った分全部持って帰れないなんておもしろくなーい!」
「まぁまぁ…仕方ないよ、ルールなんだから。」
悪態をつきはじめた愛衣をなだめるゆうちゃん。
あたし達は熊手とバケツを貸し出されたけど、計量後に持ち帰り用のネットに詰め替え、残りは海に返すーーー競うため取り放題だけど、持って帰れるのはその一部。
「そうだよー、アサリいなくなるじゃん。」
美羽も会話に入る。
「そうだけどさー。あー早くお弁当食べたいなぁ。」
相変わらず不満そうな愛衣だった…。
あたしも早くお菓子食べたいな〜…バスで少し食べておけば良かった。
それにしても暑い…。
「……。」
翔矢はいつもこんな中で走ってんのかな…水分補給とか、ちゃんとしてるかな。
考えてて、翔矢に水筒を手渡す雪乃の姿が脳裏をよぎるーーー…。
「それにしても、獲った分全部持って帰れないなんておもしろくなーい!」
「まぁまぁ…仕方ないよ、ルールなんだから。」
悪態をつきはじめた愛衣をなだめるゆうちゃん。
あたし達は熊手とバケツを貸し出されたけど、計量後に持ち帰り用のネットに詰め替え、残りは海に返すーーー競うため取り放題だけど、持って帰れるのはその一部。
「そうだよー、アサリいなくなるじゃん。」
美羽も会話に入る。
「そうだけどさー。あー早くお弁当食べたいなぁ。」
相変わらず不満そうな愛衣だった…。
あたしも早くお菓子食べたいな〜…バスで少し食べておけば良かった。
それにしても暑い…。
「……。」
翔矢はいつもこんな中で走ってんのかな…水分補給とか、ちゃんとしてるかな。
考えてて、翔矢に水筒を手渡す雪乃の姿が脳裏をよぎるーーー…。