『翔ちゃん、私、抜けるから。』

翔「あぁ、気をつけろよ。」

『あーい。』

向かう先はもちろん屋上。

着いた。チッ鍵かかってる…。はぁ。しゃーねー、壊すか。ガッシャーーーーーン‼︎ドアは見事に決壊。屋上のど真ん中で寝転がっておやすみなさーい。

スースー…待って…いや…置いてかないで…1人にしないで…側にいてよ…。

嫌…イヤ…いや…

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

ハァハァハァハァっ

「オイ‼︎大丈夫か⁉︎」

誰⁇分からない…何も…分からない…。

『大…丈夫…大丈夫…大丈夫……。』

スゥーっフゥーっハァ…。またあの夢だ…。もうやだよ…。ヤダ…ヤダ…ヤダ……。

『だ…いちゃん…ねぇ…、だいちゃんと翔ちゃんは⁇だいちゃんと翔ちゃんを呼んで…⁇お願い……。』

「分かった‼︎」