入学式当日…新しい制服に
袖を通す。


「ダセェ…。」


俺はカッターのボタンを
2つ外しネクタイを緩める。


ズボンを腰まで下げて
紺のブレザーを着る。


もちろんブレザーのボタン
は閉めずに全開。


いつも通り…髪にワックス。


香水を付けて…終了。


新しい通学路。


途中で隼人と合流した。


隼人を見ると俺と丸っきり
一緒の着こなし。


隼人も思いきり着崩している。


「ういっす!!お前.制服似合
ってんじゃん!!(笑)」


「お前もな…。(笑)」


隼人と2人歩いていると同じ
制服を着た女達が話してるのが
聞こえた。


「あの2人カッコイイ♪」


「本当だぁ♪同じ制服だし
毎日会えるよ♪」


「私.右の子ゲット♪」


「私.左の子ゲット♪」


「隼人…勝手にゲットされたぞ…。
どうすんだよ?(笑)」


「されたくねぇ…。(笑)」