夜になって梨子から
電話が入った。


「旬!!今から地元の駅
出るからね!!」


「おう!わかった!!」


「梨子!!またアッシ−君に
電話かぁ〜!!(笑)
こっちまで顔出せって言えよ!!」


梨子が電話口を
塞ぐのがわかった。


「はっ!?今の誰?男だったよな!?」


「違うよ!!ごめん!!
今日は迎えに来てくれなく
ていいから!!
じゃあ!!…なにすんのよ!!」


「もしも〜し!!(笑)
電話変わりましたぁ♪
アッシ−君こんばんわ!!」


そう言って男は笑った。


「はあっ?なんだテメェ!!
誰に口きいてんだコラァ!!」


「おいおい…テメェこそ
電話だと思ってデカイ口
叩いてんじゃねぇぞ!!
文句あんならこっちまで
来てみろよ!!
駅で待っててやるからよ!!」


「行ってやるよ!!待ってろよ!!」


俺は急いで敦君ん家に
バイクを借りに行く。


「旬!!お前.無免で捕まんなよ!!」


「大丈夫っすよ!!
ちょっと借りますね。」


俺は敦君にそう言って
梨子の地元に向かった。