ウエディングケーキが隼人達の
目の前に運ばれて行く。


俺が作った事は隼人には内緒
だったけど心ちゃんには話して
あった。


心ちゃんに聞いたのか…
隼人が驚いた顔で俺を見る。


俺が笑うと…隼人も笑った。


披露宴が終わり
隼人が俺に言った。


「あのケーキは
二度と食えねぇな…。」


「えっ。」


「お前が俺達の為に一生懸命
作ってくれたケーキだろ?
一生に一度きりのケーキだ。
いくら金出したってもう二度
と食えねぇじゃん…。」


「そうだな…。俺が作った
試作品.第一号だ。(笑)」


「試作品かよ。(笑)
旬.本当にありがとう。
スゲェ嬉しかったよ。」


「別に…。俺達.親友だろ…。(笑)」


「だな…。(笑)」