隼人の電話から1ヶ月が過ぎた。


今日…隼人が帰って来る。


親父に事情を話して店を
抜けさせてもらった。


朝一番に隼人の家に電話して
おじさん達に俺が迎えに行く事
を伝えて今.俺は空港に居る。


朝から梨子は涙を流して
喜んでいた。


「心も心愛も隼人に会えるだね。
良かった…やっと心も幸せになれ
るんだね…。」


本当に心ちゃんは
良く頑張ったと思う。


隼人に何も知らせずに隼人の為を
思って1人で心愛を産んだんだ。


そんな事を考えながら顔を上げる
と隼人の姿が目に入った。


男の俺が見ても隼人は一段
と男らしくなっていた。


アイツ…またかっこ良く
なってんじゃん。(笑)


「隼人!!」


隼人が俺の声に気付くと
こっちに向かって来た。