次の日.親父に車を借りて
梨子と一緒に病院に向かった。


待ち合い室には大きなお腹を抱え
た妊婦さんに赤ちゃんを連れた
お母さん達がたくさん居てそんな
光景を梨子は微笑ましく見てる。


「麻倉さん…麻倉梨子さん
どうぞお入り下さい。」


梨子が診察室に入って
検査してもらう。


数分後…再び呼ばれた。


年配の優しそうな女の先生
が座っていて俺達の方を見
て笑っている。


「どうぞお掛けになって下さい。
おめでとうございます。
妊娠なされてますよ。(笑)
ちょうど8週目に入られて
ますから2ヶ月ですね…。」


「旬…。赤ちゃんだって…。
赤ちゃん出来てるって!!」


「うん…。うん…。
梨子…俺.嬉しい…。」


俺…本当に親になるんだ。


俺の子供。


隼人…俺もパパだってよ。


本当…信じらんねぇよ。