昼を過ぎた頃…お袋が店に
降りて来た。


「梨子に何かあったのか!?」


「大丈夫よ…。(笑)
少しマシになったみたいで
今は眠ってるわ。」


「そっか…良かった。」


「旬.明日にでも梨子ちゃん
連れて病院に行って来なさい。」


「やっぱりまだ具合悪い
んじゃねぇかよ!!」


「違うわよ。旬…あんた
パパになるかもよ。」


「はっ?…パパ…俺が?」


「まぁ…間違いないと思うけど
梨子ちゃん妊娠してるわ。
気分が悪いのもそのせいかもね。」


「本当かよ!?」


「だから確かめて来なさい
って言ってんの!!」


俺が?

俺が親になる?

マジかよ…。