-トン トン-


「梨子?…入るよ。」


「うん…。」


部屋に入るとアップにした
髪にテイアラを付け純白の
ウエディングドレスに身を
包んだ梨子が居た。


「梨子…。」


「旬…どう?似合ってる?」


「…うん。…綺麗…すげぇ綺麗…。」


「ありがとう。旬も良く似合
ってて.かっこいいよ。」


梨子のウエディングドレス
姿を見て俺はびっくりして
しまった。


今までに.これ以上に綺麗
な女を見た事が無かった。


うわべだけの美しさだけじ
ゃなくて…。


内面からの美しさを感じた。


だから…結婚式って言うの
は女の人を一番輝かせる日
なんだ。


だから…主役なんだ。


いつもの梨子も綺麗だけど
今日の梨子はいつも以上に
輝いている。


俺は梨子と目が合うだけで
ドキドキしてしまった。