夏休み…俺も店の手伝いを
するようになった。


梨子もまた頑張ってくれている。


そんな梨子との将来を俺は
真剣に考えるようになっていた。



まだ若いと周りに言われようが
これから先.死ぬまで俺は梨子
以外に考えられない。


梨子が俺の傍から居なくな
るって考えるだけで気が狂
いそうになる。


まだまだ半人前な俺だけど
梨子を想う気持ちだけは誰
にも負けない。


梨子は自分が幸せにして
やりたいと思う。


梨子を自分の手で守って
やりたいと思う。


答えは一つだった。


俺は自分の部屋を出て親父
とお袋の居るリビングに向
かった。