3年ともなるとクラスのみ
んなは.もう自分の進路を
決めていた。


進学か就職。


俺は選択に迷う事は無かった…。


親父の後を継ぐ。


隼人に影響された訳じゃない。


梨子の元気の素を俺はずっと
自分の手で作ってあげたいと
思った。


俺達が壊れかけた時に梨子
を救ってくれたのが親父の
作ったシュ-クリ-ムだった。


俺は梨子の為に親父の後を
継ごうと思った。


単純な理由だと笑われるか
もしれないけど…。


俺にとって梨子は大切な
運命の女だから…。


もし…また梨子が何かに
悩んだ時。


もし…何か不安な事があった時。


俺の手で作ったシュ-クリームを
食べて梨子が元気になってくれる
だけで俺は幸せだから…。


俺が一生懸命になれる
先に必ず梨子が居た。