如月side
私には馬鹿な親友がいる。
馬鹿だけど、ほっとけなくて、こう、なんていうか、庇護欲がそそられるっていうの?
天然だけど、鋭くて、黙ってても私の気持ちを汲み取ってくれる。
そんな親友、月島美咲には想い人がいる。
彼女の幼馴染みである霜月時雨。
はっきり言おう。
完全に両想いだ。
なのに何故、くっつかないのか。
それは二人が鈍感だからだ。
「ふーん。霜月君に好きな人ねぇ……」
「どーしよー、ひろちゃん」
告白現場に居合わせてしまったという美咲の話を聞けば、霜月君が好きな人がいると返事をしたらしい。
美咲はかなり落ち込んでる。
私は心の中で思わずつっこんだ。
お前だよ。
でも口には出さない。
こういうのは第三者が言っていいことじゃないでしょ?
私には馬鹿な親友がいる。
馬鹿だけど、ほっとけなくて、こう、なんていうか、庇護欲がそそられるっていうの?
天然だけど、鋭くて、黙ってても私の気持ちを汲み取ってくれる。
そんな親友、月島美咲には想い人がいる。
彼女の幼馴染みである霜月時雨。
はっきり言おう。
完全に両想いだ。
なのに何故、くっつかないのか。
それは二人が鈍感だからだ。
「ふーん。霜月君に好きな人ねぇ……」
「どーしよー、ひろちゃん」
告白現場に居合わせてしまったという美咲の話を聞けば、霜月君が好きな人がいると返事をしたらしい。
美咲はかなり落ち込んでる。
私は心の中で思わずつっこんだ。
お前だよ。
でも口には出さない。
こういうのは第三者が言っていいことじゃないでしょ?