「はぁ。はなが8組で私は2組。遠すぎありえない。」
りおはさっきからそればっかり言っている。
確かにりおと離れてしまったのは悲しいし、クラスで新しい友達が簡単にできるとも思っていないので不安。。
「しかも!8組ってあのイケメン二人組がいるらしいー!あーあ私も8組が良かったあ。」
「イケメンってw 私そういうの興味ないから変わってあげられれば良かったのに(´Д` )」
はっきり言ってイケメンとか、よくわかんないし。
「まったくー。ほんとにはなって疎いよねー。もしかしたら恋しちゃうかも!なんて思わないの?」
でた。りおの大好きな恋愛話。
「恋ができるとも、恋してもらえるとも思ってないよ( ;´Д`)」
「いーいー?はなゆ。恋はするものじゃないのよ。落ちるものなの。気づいたらいつのまにか、好きになってるものなの。あんた、もっと自分に自信持ちなさいよ。ずっとそのままでいたら、気づけるものも気づけないままでいることになっちゃうよ?」
んと言い残して、りおは、じゃ私行くね、と自分のクラスに行ってしまった。
気づいたらいつのまにか…。
むむむむ。
恋って難しいんだなぁ。
さっぱりわかんない。
まぁ、りおはああ言ったけど、まだまだ当分、私には縁のないことだな〜。