アタシの声で振り向いた相手は、



目を見張るほど綺麗な顔立ちをしていた。



少しタレ目な彼は、そこにいるだけで色気を出している。



なんちゅーこっちゃ。



「ん?どーしたの。君」



アタシが話しかけた相手。



多分この学校で人気であろう相手。



アタシは初日に



地味でひっそり、空気のように過ごすと言う野望を



壊してしまった。