訳あり女総長は最強なママ

ガチャ

ここは…屋上か

「でここまで来て何のようですか」

そう言うと龍虎が

「とりあえず自己紹介だ」

といったそうすると

「はいはーいっ一番は俺ー!!俺は荒川翔馬(あらかわ しょうま)だよっ!!」

ふーん銀髪君は翔馬って言うのね

「じゃあ次は僕ですかね…僕は鈴乃宮魁人(すずのみや かいと)です…」

紳士的な黒髪君は魁人ね

「………雨宮柚琉(あまみや ゆずる)」

無口で女嫌いそうな茶髪くんは柚琉ね

「俺は志沢碧(しざわあおい)やでー」

と名のったので私も名乗らなきゃ

「えっと藤神優絆です…」

と言うと早速翔馬が

「優絆ちゃんはさー…俺らが誰かわかってる??」

誰って

「知る分けないじゃないですか…」

と言うと

「珍しいなー俺らはなー龍聖(りゅうせい)の幹部とか総長とか副総長なんやで」

と碧が言った龍聖…

「はぁ!?!龍聖ってあの!?!?!?」

そう龍聖とは私が知っているしかも愛する人がいた族だった

「なんや知っとるんやないかい」

あっ

「知ってるもなにも…そんな総長とか副総長とか幹部まで知るわけ無いじゃんっだって肩書きだけでその人を見てるわけじゃないんだし興味無いのよ」

と言った

「初めてやわ…」
みんな馬鹿みたいな顔してる

「まぁいいじゃん…んでその龍聖のみんなが私に構うわけ??」

そう言うと

「気に入ったからだ」
そう言われた

「気に入る要素が何処にあるのか分かんないんだけど」

と言ってしまった

「いいだろ…気に入ったんだからさ」

龍虎って俺様すぎるでしょ

そう思っていたら

ピピピピピピ

「なんだこの音」

もしかして

「私の着信だよ」

そう答えみんなから少し離れて電話をとると

「すみません藤神さん携帯ですか？」
と女の人の声

「はいそうです」

と言うとホッとした感じで

「よかった…今龍弥君が男の子と喧嘩したみたいで…相手の親御さんが怒っていましてですね」

あぁなんだ
「じゃあ今すぐ行きますので待っててもらえますか」

そう言うと私は電話を切り

「ごめん…用事ができたから」

と言うと

「急ぎなのか??」

と龍虎に聞かれた

「えぇ…」

そう言うと

「じゃあ翔馬送ってやれ」

「んーりょーかいっ」

えっはああああああああ

「そんな迷惑だからいい!!」

と言うと
「いいからいいからーそのほうがいいでしょ??行きだけだからね??」

そういうので

「じゃあお願い…する」

うっかりお願いしちゃったじゃないっ

門まで行くと翔馬はバイクを持ってきた

「優絆ちゃんはさーバイク乗れる」
愚問だね

「乗れるわ知り合いが乗ってたから」

そう言って乗った

「じゃあどこまで??」

んんー

「桜ヶ丘保育園まで」
そう言うと

「りょーかいっ飛ばすよー!!!!」

といって走り出した