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翌朝。
土曜日、午前6時。
はぁぁぁぁ。今日から練習だ……。
「シャキッとしなさい!……今から合同だからプロデュースはまだなのよ?」
社長が私の背中を伸ばす。
……痛いです、社長ー!
「それはわかってるんですけど……。」
はぁ。こんなこと言ってちゃダメだよね。
すると、後ろから美緒子が来た。
「波瑠、今からランニングするわよー、あ、どうする?体力戻ってないでしょ?私らと同じメニューする?それとも……。」
あー、今からランニングかぁ。
「ううん、大丈夫!私、皆と同じメニューするよ!」
「分かった。……じゃあ、走りましょ!」
「うん!」
そして私は美緒子の後ろについていった。