「こ、浩輝くん、わかったから!食べに行くから!」
「やったぁ!なに食べるなに食べるー?」
「浩輝、食べるにしても順序があるだ」
「まぁまぁ、浩輝くんのことだし、食べなきゃずっとぶーぶー言うと思うよ~?」
そう言って優斗くんは浩輝くんをフォローしているのかしていないのかのような感じで祥也くんに言った。
「……それもそうだな。……浩輝、何が食べたいんだ、とりあえずひとつだけなら食べていいぞ。」
そう言って、諦めたように溜め息をついた。
その言葉を聞いた浩輝くんは、目をキラキラ輝かせて、祥也くんと私をみる。
「ほんと~?!じゃあ苺大福!苺大福食べたい!波瑠にゃんも食べるよねっ♪」
……苺大福だって?
……食べるに決まってるじゃないか!!
「たーべーるー!」