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「こ、うきくん……。」
「……!波瑠にゃん?!なんで?!なんでここに?!」
私は部屋にはいるなり、遠慮がちに浩輝くんに声をかけると浩輝くんは目を見開いて驚いている。
「太もも、大丈夫……?」
「あー、うん、今は動けないけど、春コンまでには踊れるくらい治すのが目標♪」
そう言ってにこっと笑う浩輝くんにつられて私も笑う。
「……あれ、優斗くんは?」
なにも知らない浩輝くんがそう聞くと、琉生くんと祥也くんはばつの悪そうな顔をして、顔を見合わせる。
「優斗は胸部を刺されて今……まだ意識が戻らない状況なんだ。」
「え……?!胸部って、心臓じゃ……。」
「心臓は数ミリずれたから大丈夫だった。でも……意識が戻っていない以上、まだ安心出来ないんだ。」