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「ゆーさー。出来たよ~。」
そう言って茉優ちゃんは、私の腕を引っ張り、控え室のドアを開けた。
「ありがとう、茉優!……まぁ……。」
皆、なぜかぽかーんと口を開けて私をみている。
……え?!
なんか変?!
不細工とか?!
いや、それはもともとじゃん!!
「皆、ドレス……ありがとう、変な気、使わせてごめんね。」
私はとりあえずお礼と、変な気を使わせてしまった皆に謝った。
「……なんでそんな可愛いの……/////」
「さすが女王だなー♪」
「波瑠先輩、すごくお綺麗です……/////」
「茉優、ほんと天才ねぇ……!綺麗な原石を、こんなに輝かせちゃうなんて!」
げ、ん、せ、き……?
原石?!
私って石なの?!