波瑠side

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いつの間にか月日は過ぎて、少し動いただけで暑くて汗が吹き出る夏だったあの日から、いつの間にか雪が降り積もり、凍える冬へと変わっていた。
 

「ふぅ……寒い……。」


ほんと、部屋から一歩も出たくなくなるわけだ……。
まぁ、今日は休日で1日たっぷり練習できるしねー、行かないわけにはいかないんだよね、明日はオーディションだし。

私は早く凍える寒い風から逃れようと、校舎まで走ろうとしたとき、私はある人に声をかけられた。


「あら、波瑠ちゃん、おはよう♪」


「あ、おはよう、ゆーちゃん。今日は早いね?」

 
まだこんな時間なのに……珍しい。


「だって、明日はX'masイベントのステージを飾るユニットのオーディションよ?きっと他のメンバーはもう来てると思うわ♪」