――キーンコンーンカーンコーン
俺はチャイムと同時に教室からでて、1年A組の教室へ向かった。
俺は勢いよくドアを開ける。
「浩輝っ、祥也っ、優斗っ……!ちょっと、来てくれないか……。」
「……?るいるい?どうしたの?」
「どうしたんだ、そんなに焦って。」
「なにかあったの?」
浩輝、祥也、優斗の3人は俺の焦り度がすごくて首をかしげる。
……でもこんなところじゃ、あんな話はできないからな……。
「ここじゃあれだから……中庭で話そう。」
「わかった。」
祥也が頷くと、あとの二人も無言で俺の後ろについてきた。
……波瑠がstar - meicarのプロデューサーじゃなくなるかもしれないことを、こいつらに言うことほど心が痛くなる話はないだろう。
俺も、優斗も、浩輝も、祥也も……プロデューサーは、波瑠がいいから……。