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――pom flowerレッスン室
「失礼しまーす、千晴先輩居ますかぁ~?」
私は遠慮がちにノックして、扉を開けた。
すると、すぐに千晴先輩が来てくれた。
「おー!波瑠じゃないかー♪どうしたんだー?」
「あの、フェスの企画書を提出していただきたいんですけどー……。」
私がpom flowerレッスン室に来た理由は、フェスの企画書を回収するため。
それと、pom flowerにプロデューサーがいないから、最低でもプロデューサーがしなければならないことをするため……だ。
「あのぅ……千晴先輩、この方は……?」
「あー、紹介してなかったな♪高校一年の神里波瑠だ♪ちなみに西園寺学院のただひとりのプロデューサーでもあるんだ♪」
千晴先輩が一人の可愛らしい男の子に私のことを紹介する。
回りを見ると、その男の子以外にも3人可愛い男の子がいた。
……3人?
……千晴先輩先輩を入れたら4人?
……一人足りなくない?