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「波瑠波瑠波瑠波瑠波瑠ー!」
「朝から私の名前を連呼しないでくださいよ……、當真先輩。」
……今日は絶好調なんだな。
顔に良いことありましたって書いてあるもんね。
「波瑠、當真はこういうやつだからほっとけば。別にガン無視したってへこたれないから。」
私と當真先輩が話をしていると、りょーちゃんが来た。
……ガン無視って……どうなのよ。
「りょーちゃんおはよー、何気に酷いねー。」
「はよ。べっつにー?本当のこと言っただけだし。」
二人とも、なんか面白いかも……。
この二人って性格は似てるところ、ひとつもないよね。
なのにこんなに仲良いんだもん、そりゃあstill kingが良いチームワークなわけだ。
「波瑠ぅ……。眠いからおんぶして……。」
「……彼方くん、あまりにも無理なことは言わないで。」
そして眠そうにしている彼方くんも集まってきた。
……私が彼方くんをおんぶできるわけないじゃん……。