「どうして……外になんか」


「ごめんね担当してたの違う先生だから私わかんない……。
 だけど無責任なことするような子じゃないよね、彼は」



そうなんだ。


負担はなるべく彼がうけると言ってくれた。


部活を優先していいと言ってくれた、昨日は駅まで送ってくれた彼が。


無責任なことはしない。



疑問に思ったけれど、受け入れるしかない。




「……先生、これありがとうございました。わたし仕事あるんで行ってきますね」


「あ……うん! 頑張ってね」



先生にそう告げて。


不安になりながらもわたしは走り出した。



……高槻くんに割り当てられた仕事を、わたしがやらなきゃ。



時計の針はもうすぐ1時を示そうとしていた。



。+ ゜: * + . : . * . ☆ 。*