こうして結婚式は終了し

飲み会へとなった。

席は右に三上さん、左には何故か…



「ありえませんよ課長」


「何がだ。」


「何がだじゃないですよ

その手に持ってるやつ!」


「あ?

ブーケがどうした。」


「どうしたじゃないですよ

それ女の子がとるやつです

あなたがとってどうするんですか」


「今度作ってやるから我慢しろ」


「イヤですよ

どうせ雑草拾ってはいどーぞでしょ」


「いーや

石拾ってはいどーぞだ。」


「じゃあ私はさらに

石もらってカウンターではいどうぞです」


「なら私はイカ焼きバリアー!」


「三上さん、

それ流行ると思ってるんですか

断言します、流行りません」


「そしていい年こいた人妻が

そんなことしても子供には全くウケんぞ」


「相変わらず二人とも強烈ね

そりゃ裏でダブルパンチと呼ばれる訳だ」


「そんなダサい名前

つけられてたんですか」


「えぇ。確か命名は川島さんよ。」


「川島…給料ひいとくか。」


すると後ろから狂気にも似た視線が…



「「「「課長ぉん♡♡」」」」


げ、奴らは課長ラブシスターズ

こんな奴のどこがいいんだか

ある意味全神経麻痺集団だ


「あっちで呑みましょ♡」

「あたしが注ぐんでぇ♡」

「ねぇ〜ん課長ぉ〜♡」


「オイ、酒くさいから寄るな。

俺はコイツとしか飲む気は…」


「課長も酒くさいんで

どっか行ってください」


「そんなことないですよぉ」

「チコちゃんひどぉーい」

「課長の香り…甘くて好きですぅ」


「ち、チコちゃんいいの?」


「べつにいりません

私は川島さんとこで髪むしってくるんで

課長もどっかで飲んでてください

三上さんはどーぞ旦那とごゆっくり」


「木下…待て、

ちょっと、オイお前ら

何してるんだ離せオイ。」


課長は10人ぐらいの女子に担がれ

どっかへ消えてしまった