「そーだねー…」




ゆっくり、煙をはきながら

あたしも、空を見上げた。



街頭がチラホラある中で

隣にいる、彼の横顔を

つい眺めていた。




「ん?

俺、なんかついてる?」




あたしの視線に気づいた彼は

不思議そうな顔をした。




「え?!う、ううん。


なんか、ついつい…」




明らかに、あたしは焦ってた。


だって、ぼーっと見ちゃう位


彼の横顔が、輝いて見えたから。